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2017年09月04日

高齢社会をよくする下関女性の会(ホーモイ)「今 笑顔になれる社会」

代表  田中隆子

 生野きらきら子ども食堂(子どもプロジェクト)は1周年を迎えました。
 毎月第1と第3火曜日の夕方5時半から、子ども達が「こんばんは」「よく来たね」の挨拶を交わし、靴を揃え、手を洗い、席に着き配膳を待ちます。テーブルには手作りのカレーライス、サラダ、煮物に和え物と、お祖母ちゃん料理が並びます。そして手を合わせて「いただきます」と同時に箸が動きます。「とても美味しい」「お祖母ちゃんの優しい味がするよ」など言ってくれます。

~生野きらきら子ども食堂を始めたきっかけ~
 「しあわせな高齢社会の創造」を目的に学びと実践を両輪として活動し18年になります。ホーモイの主な活動は⑴市民福祉講座、⑵介護予防のためのサロン、 ⑶時代のニーズに合った講演会・シンポジュウム・調査研究、 ⑷広報活動、 ⑸子どもプロジェクト(生野きらきら子ども食堂)です。
 今回は「子どもプロジェクト」について紹介します。
 少子高齢化、人口減少社会の今という時代、核家族化やひとり親家庭、共働き世帯の増加、近隣とのつながりの希薄化など、子ども達や子育て家庭を取り巻く環境はかっての頃に比べると大きく変わり、子育ての孤立感や負担感はますます増えていることなどを、2015年の市民福祉講座で学びました。
 子どもの貧困や虐待などの報道がなされるたびに心が痛み、子ども達の取り巻く環境を良くするために「何かできることはないだろうか」と考えていました。
 そしてたどり着いた結論は、「地域の子ども達の健やかな成長を願い、地域全体で支えていきたい、そのために、全国的にも広がりを見せている子ども食堂をやってみよう、そこには地域住民はもちろん、いろいろな世代の人々が集い、つながりができる場になればいいのではないか」と思うにいたったのです。
 そして2016年7月19日、生野きらきら子ども食堂を始めました。

~「今 笑顔になれる社会」をめざして~
私たちは市民活動として子どもを取り巻く環境を良くし、貧困の世代間連鎖を断ち切り「今 笑顔になれる社会」「共に生きる豊かな地域社会」の構築を目指しています。

 活動内容としては、⑴生活支援(子ども食堂)など、⑵学習支援(2017年夏休み開始)⑶居場所づくり、⑷多世代交流の場、⑸子どもを応援する地域づくりなど、少しずつ始めています。
 市民として一人ひとりがそれぞれの立場で出来ることを実践し、共に生きる地域社会を『笑顔になれる社会』に変えていこうではありませんか。お節介おばさん・おじさんになり、問題に気が付いた人は「ほっとけない」と行動しよう。決して自分には関係ない問題ではありません。
 支え合いの地域社会を構築していきたいと思います。