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2018年02月14日

キャバクラユニオン

 こんにちは!フリーター全般労働組合/キャバクラユニオンの田中みちこです!共同代表をやってます。私たちの組合は、東京近郊の非正規労働者が専従職員を置かずにボランタリーに運営しています。フリーター全般労働組合の分会としてキャバクラユニオンは2009年に始まり、水商売や風俗で働いている女性から相談が多数寄せられます。明日からもう来なくていいと言われた、時給がいきなり下げられた、お店を辞めたら働いた分のお給料も払われなかった。こんな相談が多いです。ちなみに、例に漏れず私も相談に来たひとりでした。

 キャバクラって、どんなイメージですか?こんな声をよく聞きます。「ただお酒飲んで、笑ってるだけでお金もらえて楽そうだよねぇ」「高い時給もらってんだからリスクあるのは当たり前じゃん」とまじめに言う人がいます。でも深夜で時給3千円って高い???酔っぱらったおじさんの自慢話や、上から目線で何かをしきりに解説したり説教したりするのを飛びっきりの笑顔で聞いて、バカだブスだと言われてセクハラされて、無理矢理飲まされても飛びっきりの笑顔で振舞うんです。そういうけど、おじさんは月にいったいいくら貰っている?

 契約の通りなら、時給3千円で20時から25時、週4日出勤だと25万円くらいになります。でもお店の都合で「出勤調整」や「早上げ(早退命令)」される。しかも「厚生費」「ヘアメイク代」「送り代」「設備費」「管理費」「10%(税金という名目)」・・・ほんとよく考えるよと感心するくらい、いろんな名目でお給料から差し引かれます。するとあらまあ15万円くらいですよ。もちろんこんなの違法です。でも、もうこれは水商売の業界に特別なことではなく、ほかの仕事でもよく聞くようになりましたよね。

 組合に来る前に、まず労働基準監督署に相談する人もいます。でもめんどくさそうに「水商売は難しい」とか、「どうしてそんなとこで働いたの」「いい勉強と思って別の仕事を探そう」と説教され、心が折れちゃう子もたくさんいます。労働組合では、話し合い(団体交渉)をお店に求めていきます。労働組合からの申し入れは必ず受けなければいけない義務がお店にはありますが、キャバクラの経営者は平気で無視するお店がたーくさん。でもお店の対応が不誠実な時は直接お店押しかけていってもいいという権利が組合にはあるんですよ。キャバクラの労働問題は特に労働組合を活用するのが有効な手段だと思います。

 社会の差別や軽視が闘う気力を挫いて労働条件を悪化させている中で、それでも理不尽に黙らない人たちが組合にやってきます。

 そうそう!労働相談ボランティアを募集してます!興味のある方は是非ご連絡くださいね!待ってます♪♪
連絡先:03-3373-0180 union@freeter-union.org twitter:@cabauni