独立行政法人 国立女性教育会館

　三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」は、三重県津市にある複合施設「三重県総合文化センター」に置かれており、三重県の男女共同参画社会を推進する拠点施設として、「情報発信」「研修学習」「相談」「調査研究」「参画交流」の５本柱で事業を展開しています。女性に向けたエンパワーメントスクールや自己尊重感を大切にする講座はもちろん、複合文化施設の強みを活かし、知名度ある著名人をお呼びしての大型講演会や大規模な登録団体のイベント、そして音楽や演劇といった“文化”“芸術”をツールとし、様々な視点・切り口からより多くの皆さまへ男女共同参画の啓発を行っています。
　その中でフレンテみえでは、平成２８年度から本格的に働く女性たちのネットワーク構築に力を入れています。平成２６年度からネットワーク構築を見据えて動き出し、平成２７年度には前身となるメンバーと交流会を企画しました。そして翌年度管理職を中心としたコアメンバーを中心に「働く女性のネットワーク三重」が結成されました。
　現在では会員数９７名となり、月１回の定例会を中心に活動の幅を広げています。このネットワークの目的は、職域や職階、またライフステージの違いにとらわれず、働く女性たちが集い交流することで、相互研さんや自己実現する場になることです。そしてそれぞれがメンターやロールモデル、定例会の講師の役割を担うことやキャリア構築、就業継続、スキルアップにつなげることもネットワークのモチベーションとなっています。
　また、活動を通じて、会員の皆さんが知恵やスキルを積み上げ、次世代に伝えていく場として機能し、働く女性たちのそれぞれのライフイベントがキャリア構築に与える影響を少なくし、就業継続することを支援しています。
　今後は、メンバー一人ひとりが主体的に運営に関わり、働く女性たちが互いに学び合い、支え合う活動を続けていけるように「フレンテみえ」では支援していきます。