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2017年01月13日

「なは女性センターは20周年を迎えました」

なは女性センター(沖縄県那覇市)

 なは女性センターは、1996年10月、女性の地位向上をめざす目的で開設されました。「女性にとって生きやすい社会は、生きづらさを感じているすべての人たちの生きやすさにつながる」ことを理念に、女性、子ども、高齢者、障がい者、性的マイノリティの問題解決とエンパワーメントのために活動を続けております。
 ここ数年、全国的に関心が高まってきた「LGBTを含む性的マイノリティ」に関する取り組みについて、なは女性センターでは、開設直後の1997から毎年、市民向け講座を開催するほか、当事者との意見交換など、多くの時間を積み重ねてまいりました。そして2015年7月、これまでの取り組みを含め、思いを共有するため、満を持して「性の多様性を尊重する都市・なは」宣言(通称:レインボーなは宣言)を発表しております。
 その宣言からちょうど1年後となる昨年7月には、さらに歩みを進めて、「那覇市パートナーシップ登録」制度を開始し、2017年1月1日現在、13組の方に利用いただいているところです。     
 また、なは女性センター開設20周年を記念したシンポジウム開催に合わせ、多様な性に関することや、これまでの本市の取り組みをわかりやすく説明するため、「レインボーなは小冊子」を作成いたしました。
 この冊子は、多様な性を表現する「ことば」の説明からはじまり、「多様なままで誰もが豊かに過ごすことのできるまちづくり」のヒントとして、セクシュアルマイノリティの方々が直面している困難や、当事者であってもなくてもみんなでできること、相談窓口の必要性、既に始まっている職場での取り組み、沖縄に生きる当事者の方々からのメッセージなどを掲載しております。
 現在、学校や医療関係者などから「とても分かりやすい、研修会などで活用したい」との声を多くいただいており、関係機関への配布や、市民に広く活用いただけるよう、ホームページにてデータの提供をしております。
 なは女性センターは、これからも、性別や固定観念にとらわれず「一人ひとりが個性と能力を発揮できる社会」、「多様な生き方を尊重できる社会」の実現をめざし、市民と協働し取り組んでまいります。