男女共同参画センター万博

男女共同参画センター万博

福島県男女共生センター「女と男の未来館」

(2024年9月20日更新)

福島県男女共生センターの外観 【所在地】福島県二本松市郭内一丁目196-1

事業の取組概要

福島県における男女共同参画社会づくりの実践的活動拠点として、広報紙や図書室運営による情報提供、意識啓発やスキルアップのための研修、各種相談(一般・専門・男性)、個人や団体等の活動及びネットワーク支援など様々な事業を実施しています。

逸品紹介「次世代スクールプロジェクト」

次世代スクールプロジェクトの出前授業の様子 県立高校で「人権・ジェンダー・性の多様性」等をテーマとして実施しました

 「次世代スクールプロジェクト」は、福島県教育委員会から当センターに教員を派遣いただき、県内の小・中・高等・特別支援学校の児童生徒や教職員を対象として、「ジェンダーへの気づき」「デートDV」「多様な性」などのテーマで、依頼先(学校・教職員等)と連携しながら出前授業(年30回程度)を行う事業です。
 平成13(2001)年の開館以来、数年おきに実施している調査研究「高校生のジェンダー環境に関する調査」の結果から、生徒だけではなく教員にもジェンダーバイアスの影響があると分かり、学校におけるジェンダー平等推進のためには県教委との連携が必要であると、平成16(2004)年に教員を派遣いただいたのが本事業のきっかけです。東日本大震災の影響から派遣が数年途絶えましたが、平成29(2017)年に派遣が復活し現在にいたります。派遣された教員の皆さんが持つ力(学校運営の力、授業で伝える力など)は、センター職員の大きな学びとなっています。
 派遣期間は2~3年です。派遣された教員の皆さんは学校現場に戻られてもジェンダー平等や人権学習のキーパーソンとなり、学校における男女共同参画推進にご協力いただいています。
 各学校が、本事業を活用していくことで、知識と意欲を持った教員が増え、児童生徒への良質な学びの機会も増えていきます。今年度のアンケート結果では、「今の社会は男だから、女だからと決めつけるのではなくみんなで協力し、差別やハラスメントを無くしていくべきだと思いました。」(高校生)、「今まで、ゲイとかそういうことを聞くと、普通じゃない、かわいそうだなという考えを少しは持っていたけれど、今日の講話を聞いてその考えが変わった。」(中学生)など感想等をいただいており、若い世代への意識啓発が進んでいることを実感できています。

PRやメッセージ

 県内59市町村のうち、県と3市(福島市・郡山市・いわき市)のセンター、各市町村担当課、諸団体、企業等と連携しながら、県内のジェンダー平等推進・ジェンダー主流化を進めていきたいです。
 ヌエックと同様に、全国でも珍しい宿泊室を備えたセンターです。日本で2番目にプリツカー賞を受賞された槇文彦氏により設計された施設で建築物としても見ごたえがあります。また、二本松市は歴史と伝統、自然にあふれたまちです。ぜひご来館ください。

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