独立行政法人 国立女性教育会館

　男女共同参画を推進する宮崎県の拠点として、「男女の性別に関わらず、一人ひとり人権が尊重され、責任を分かち合い、個性と能力が十分に発揮することができる社会」をめざし、情報提供、啓発事業、相談事業、交流・連携事業を実施しています。

　大学生を中心とした意欲ある若い世代を対象に、人権・ジェンダー平等も含んだ包括的性教育の視点によるライフスキル及び伝える技術を身に付けるための講座を開催しています。グローバルな知見を有する公益財団法人ジョイセフとの協働により、SRHR（セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス／ライツ　性と生殖に関する健康と権利）にまつわる様々な事象や活動の具体的スキルなどを学び、プランを立てて県内各地での実践活動（ピア・アクション）につなげました。本講座には、若い世代（ピア・アクティビスト）をサポートする大人たちも参加し、ともに学びを深めています。

　実践活動の１つとして、国際女性デーにちなんで当センターが開催した「みやざきミモザフェス」にピア・アクティビストが参加し、SRHRブースでの活動にチャレンジしました。
　ピア・アクティビストを増やし、次の世代につなげていくことで、宮崎県内に包括的性教育が普及することをめざしています。

　宮崎県総合計画「未来みやざき創造プラン」では、『未来を築く新しい「ゆたかさ」への挑戦』が謳われています。今後も、男女共同参画、ジェンダー平等の推進により、「日本のひなた」の名にふさわしい、より魅力ある宮崎県を目指します。
　「性別に関わりなく一人ひとりの人権が尊重されること」を基盤として、誰もが多様な生き方を自らの意思で選択し、個性や能力を発揮できる社会づくり、共に進めて行きましょう。