男女共同参画センター万博

男女共同参画センター万博

仙台市男女共同参画推進センター(エル・パーク仙台 エル・ソーラ仙台)

(2025年7月22日更新)

仙台市男女共同参画推進センターの様子 【所在地】
・エル・パーク仙台
宮城県仙台市青葉区一番町4-11-1 141ビル(仙台三越定禅寺通り館)5F・6F
・エル・ソーラ仙台
宮城県仙台市青葉区中央1-3-1 アエル28F・29F

事業の取組概要

 エル・パーク仙台とエル・ソーラ仙台、2館でひとつの仙台市男女共同参画推進センターです。それぞれの施設の特徴と機能を活かし、「男女平等のまち・仙台」の実現に向けた様々な事業を展開しています。指定管理者は(公財)せんだい男女共同参画財団。

逸品紹介「企業や地域の女性リーダー育成の取り組み」

 私たちは東日本大震災の経験から、意思決定の場への女性の参画や、平時から女性がリーダーシップを発揮する重要性を痛感しました。あらゆる分野、あらゆるレベルで女性がリーダーシップを発揮することで「前よりももっとよくなる(BUILD BACK BETTER)」街をつくろうとスタートした事業です。企業や地域で活躍する女性リーダーの育成事業として2つのプログラムを実施しています。いずれも一人ひとりが持っている力を強みとし、リーダーシップを発揮するためのプログラムとなっています。特徴は、参加者の主体的な行動を促し、座学で得られた「わかる」経験を、現場での実践から「できる」実感につなげる仕掛けがあることです。

受講者が車座になっている様子「仙台女性リーダー・トレーニング・プログラム」の様子

グループごとに座って受講している様子「決める・動く」の様子

 企業を対象とした「企業の未来プロジェクト」は、仙台・宮城・東北の経済をリードする企業の女性活躍推進をサポートしています。その柱となる「仙台女性リーダー・トレーニング・プログラム」では、管理職候補の女性を対象としたマネージャーコース(2015年から)と部長相当職や役員候補の女性を対象としたエグゼクティブコース(2020年から隔年)を実施。企業が活躍を期待する女性社員を推薦し、プログラムを受講する仕組みをとっています。10年間で延べ252社が参加、257名が修了しました。2020年に修了者が立ち上げた「仙台働く女性のネットワークRadi-Lady(ラディレディ)」は、定期的にミニサロンなどを開催し、受講年度を超えた情報交換やスキルアップに取り組んでいます。

 町内会やNPOなど地域に活動の場を持つ女性たちを対象とした「決める・動く」は2016年から実施し、9年間で202名が修了。活動分野を超えた女性たちのネットワークが生まれています。 このプログラムは“Sendai Framework Voluntary Commitments(SFVC)”(仙台防災枠組の自発的取り組み)として国連に承認されています。
 両プログラムの修了者たちは、意思決定に関わるポジションに登用されたり、後進の育成や組織の風土改革に取り組んだり、町内会や地域団体のリーダーになるなど、現場で多様なリーダーシップを発揮するとともに、身近なロールモデルとして活躍しています。また様々なシンポジウム等への登壇や、仙台市政への政策提言など、女性たちが活躍できるまち仙台を目指して発信しています。

PRやメッセージ

 仙台市男女共同参画推進センターは、東日本大震災後に策定された仙台市の防災計画の中で女性支援センターに位置付けられました。次の災害時には、女性たちのニーズをいち早く汲み取り、支援機関につなぐ役割を担っています。東日本大震災の被災経験のあるセンターとして、平時からの女性のリーダーシップやジェンダー平等がいかに重要か、これからも全国の皆さんと情報交換をしながら事業を進めていきたいと思っています。

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