施設

女性アーカイブセンター資料群一覧

女性アーカイブセンターでは、資料を寄贈元別に分け、「資料群」として保存しています。 公開している資料群は「女性デジタルアーカイブシステム」で目録を検索できます。

<資料群1>国立婦人教育会館設立関係資料

国立婦人教育会館が昭和52(1977)年に文部省の附属機関として設立されるにあたって作成された会議資料等です。

<資料群2>稲取婦人学級資料

文部省主導で昭和29(1954)年度から昭和31(1956)年度に実施された、静岡県稲取町(現・東伊豆町)における「稲取実験婦人学級」の関連資料です。参加者同士による話し合いを重視した学習の記録で、この実験学級から全国の婦人学級に話し合い学習の手法が普及しました。

<資料群3>第4回世界女性会議NGOフォーラム北京'95 : 国立婦人教育会館特別展示

1995年第4回世界女性会議(北京会議)およびNGOフォーラム北京'95に関する特別展示を平成12(2000)年に当館で開催した際、各自治体や民間団体から寄贈された関連資料です。

<資料群4>国際婦人年記念切手・バッジ

国際連合が1975年を国際婦人年と定めたことを記念して作成されたグッズです。

<資料群5>文部省研究社会学級

文部省による、稲取婦人学級(資料群2)以外の実験婦人学級に関する資料です。

<資料群6>海外婦人教育視察写真

文部省が昭和35(1960)年度から行っていた「社会教育指導者(婦人教育指導者)海外派遣事業」で派遣された海外婦人教育視察団が、各国を訪れた際の写真です。

<資料群 8>ベティ・フリーダン写真・サイン

1985年第3回世界女性会議(ナイロビ会議)の際、アメリカの女性運動家ベティ・フリーダン氏(1921-2006)から中村道子氏に贈られた資料です。

<資料群12>全国婦人新聞社取材写真コレクション

女性の立場から報道する女性問題専門紙『女性ニューズ』(旧『全国婦人新聞』、全国婦人新聞社発行)の資料です。昭和55(1980)年頃から平成18(2006)年の休刊までに撮影された写真や新聞原紙等です。

<資料群13>日本キリスト教婦人矯風会資料(売春防止法関係)

売春防止法制定前の昭和26(1951)年頃から昭和47(1972)年頃までの、主として売春防止法に関する資料です。日本キリスト教婦人矯風会が保管していた資料と思われます。

<資料群14>奥むめおコレクション

主婦連合会初代会長で、日本初の女性参議院議員の一人でもあった奥むめお氏(1895-1997)に関する資料です。主婦連合会関係資料が中心です。

<資料群15>丹波船井生活改善グループ活動資料

農林省主導で戦後に開始された、農家の主婦を対象とした生活改善普及運動に関する資料で、京都府丹波地域で30年あまり活動した「丹波船井生活改善グループ」の活動記録です。

<資料群16>犯罪防止及び犯罪者処遇に関する第2回国連アジア極東地域会議関係資料

昭和32(1957)年に開かれた「犯罪防止及び犯罪者処遇に関する第2回国連アジア極東地域会議」の資料です。この時の日本のナショナル・ステートメントは人身売買・売春・少年非行に関するものです。

<資料群17>侵略=差別と闘うアジア婦人会議資料(飯島愛子旧蔵)

昭和45(1970)年に「侵略=差別と闘うアジア婦人会議」が開催され、その後、同名の運動体として発足した団体の資料です。ビラやパンフレットなど、1970年代の女性解放運動の記録です。

<資料群18>塩ハマ子・春秋会コレクション

塩ハマ子氏寄贈。塩ハマ子氏と、春秋会(1955年頃、文部省と地方教育委員会で婦人教育の条件整備に関わったメンバーが自主的に結成したグループ)が所蔵・収集した文部省、地方公共団体、婦人団体などの婦人教育の基礎資料です。

<資料群19>松尾須磨資料

津田塾大学の前身である津田英学塾に学んだ松尾須磨氏(1913-2006)が、在学中に使用していた教科書などです。

<資料群20>栗田政子資料

栗田政子氏(生没年不詳)が、明治45(1912)年、学習院女学校第一学年の折に書いた夏休みの絵日記です。

<資料群21>和田典子資料

家庭科の男女共修の実現を訴え続けた和田典子氏(1915-2005)の活動記録や著作等の資料です。「家庭科教育研究者連盟」「家庭科の男女共修をすすめる会」「男女平等をすすめる教育全国ネットワーク」などの資料が含まれています。

<資料群22>西澤百枝資料

東京助医女学校で学び、故郷の長野県北安曇郡小谷村で助産婦を開業した西澤百枝氏(1904-1994)が使用した、女学校時代の教科書などです。

<資料群23>志熊敦子資料

元・文部省婦人教育課長で国立婦人教育会館2代目館長の志熊敦子氏(1926-2014)より寄贈された、婦人教育関係会議の資料です。

<資料群24>国際婦人年切手アルバム

1975年の国際婦人年にあたって世界各国で発行された記念切手を収集したアルバムです。

<資料群26>第3回世界女性会議関係資料

ドーンセンター情報ライブラリーが保管していた、1985年第3回世界女性会議(ナイロビ会議)の関連資料です。

<資料群27>奥村祥子世界女性会議資料

奥村祥子氏が1995年第4回世界女性会議(北京会議)およびNGOフォーラム北京'95に参加した際、現地で収集した資料です。

<資料群28>礒部幸江資料

「家庭科の男女共修をすすめる会」世話人を務めた礒部幸江氏より寄贈された、「すすめる会」の活動に関する資料です。

<資料群29>婦人学級関係資料

婦人教育研究所発行の婦人学級テキストと婦人学級関係の写真です。

<資料群30>第4回世界女性会議'95(北京会議)

資料群3以降に団体・個人から当館へ寄贈された、1995年第4回世界女性会議(北京会議)およびNGOフォーラム北京'95に関する資料です。

<資料群31>九重年支子資料

簡易手織機の発明家であり起業家であった九重年支子氏(1904-2002、本名:坂野 敏子)の手織機・作品・写真などの資料です。

<資料群32>中村喜美子資料

横浜生協(現・ユーコープ)組合員だった中村喜美子氏(1929- )より寄贈された資料です。中村氏がつけた56年分(1954-2009)の家計簿、ならびに横浜生協での家計簿運動に関する記録です。

<資料群33>縫田曄子資料

国立婦人教育会館初代館長の縫田曄子氏(1922- )より寄贈された、台本と新聞切り抜きです。

<資料群34>日本女性学習財団資料

『女性の学びを拓く : 日本女性学習財団70年のあゆみ』のために整理された写真を主とした資料です。

<資料群35>女性解放をめぐる占領政策インタビュー資料

1990年代前半、上村千賀子氏(群馬大学名誉教授、元・国立婦人教育会館情報課長)がGHQ関係者のアメリカ人および日本人女性にインタビューした際の映像・音声資料です。

<資料群36>戦時下勤労動員少女の会資料

戦争末期の1944年から、中等学校・国民学校高等科に在学していた少女たちは、勤労動員学徒として兵器工場などで働かされました。「戦時下勤労動員少女の会」は、太平洋戦争開戦五十周年にあたる1991年発足しました。 会は、勤労動員の実態調査、記録文集の収集、愛唱歌の収集、勤労動員の記録集の作成を行い、1996年『少女たちの勤労動員の記録:女子学徒・挺身隊勤労動員の実態』を作成、翌1997年にはその増補『記録--少女たちの勤労動員:女子学徒・挺身隊勤労動員の実態』を出版しました。 資料は会に関するもの、集められた手記、アンケート、手紙などです。

<資料群39>井上輝子資料

井上輝子氏(1942-2021、和光大学名誉教授)より寄贈された、井上氏がつけた40年分(1965-2004)の家計簿です。

<資料群40>ベアテ・シロタ・ゴードン資料

ベアテ・シロタ・ゴードン氏(1923~2012)は、1929年家族とともに来日、アメリカに留学するまでの10年間を日本で過ごしました。1945年連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)民政局員として再来日し、日本国憲法草案作成に携わり、第14条「法の下の平等」、第24条「両性の平等の原則」の基となった条文を作成しました。その後アメリカに帰国、芸術ディレクターとして活躍、退職した1993年頃からは、日本各地で日本国憲法に関する講演活動を活発に行いました。長女ニコール・ゴードン氏らから寄贈された、日本との関係に関わる資料です。

<資料群42>産婆助産婦歴史研究会コレクション

産婆助産婦歴史研究会による、基盤研究(C)「日本の出産文化の歴史社会学的研究—リプロダクティブヘルスと助産所の機能を中心に」(2017~2021年度)、基盤研究(B)「日本の産婆史料のデジタル化と出産記録に基づく助産の歴史社会学的研究」(2021~2023年度)により収集・デジタル化された産婆助産婦助産師団体、助産院等の資料です。

<資料群46>史の会資料

神奈川の地域女性史の会「史の会」(1988年発足)から寄贈された、ミニ評伝集『時代を拓いた女たち』(神奈川新聞社、2005、2011、2019)全3冊に取り上げた女性計354人(第1集131人、第2集111人、第3集112人)の、取材時に集められた、図書、雑誌、新聞記事切り抜きの現物、あるいはコピー、インタビューや聞き書きのテープと、それを文字起こししたもの、遺族や関係者の書簡、本人・関係者の写真などの資料です。