国際連携

国際協力機構との連携

実施報告

平成21年度 女性の教育推進セミナーⅡ

開催期間:平成22年1月25日(月)~2月10日(水)


平成22年1月25日(月)から2月10日(水)まで「平成21年度女性の教育推進セミナーII」を実施しました。このセミナーは、国立女性教育会館が国際協力機構(JICA)から委託を受け、アジア、アフリカ、中近東等の開発途上国の行政官を対象に、基礎教育の男女格差解消を視野に入れた教育推進プログラム計画の立案能力向上を目的として、平成13年度から継続して実施しているものです。本年度は、アフガニスタン、カメルーン、ヨルダンの三ヶ国から2名、ラオス、マラウイ、マリ、ニカラグア、ニジェール、パキスタンから各1名、計12名の研修員を迎えました。
研修員は日本の教育制度やJICAがイエメンで実施している教育プロジェクトについての講義や、教育におけるジェンダー平等に関するワークショップ等のプログラムを受講しました。一行は1月27日に会館に到着し、「女性教育情報センター」や「女性アーカイブセンター」を見学しました。翌日には、大妻嵐山中学校高等学校を訪問し、同校の環境教育に関する取り組みについて学ぶとともに、中学三年生のホームルームに参加して、生徒との交流を深めました。
第2週目には、都内で開催された「第7回国際教育協力日本フォーラム」に出席し、「万人のための教育」を始めとする、開発途上国における教育の普及のためのグローバルな動向についての議論に参加しました。研修日程の後半では広島県を訪問し、原爆ドームや広島平和記念資料館を視察した後、市内のNPO法人で平和教育の実践についての意見交換をおこないました(当日の意見交換会の様子は、2月5日付の中国新聞に掲載されました。関連記事はこちらをご覧ください)。

研修員は2月9日に女子・女性教育を自国で推進するための「アクションプラン」を発表し、2月11日に帰国の途に着きました。本セミナーの実施にあたり講師としてご指導いただいた先生方ならびに、研修員の受け入れにご協力くださいました関係諸機関の皆様に心より御礼申し上げます。
プログラムの詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

カントリーレポートの発表カントリーレポートの発表

神田理事長の講義神田理事長の講義

「女性アーカイブセンター」の見学「女性アーカイブセンター」の見学

書道を初体験書道を初体験

大妻嵐山中学・高等学校にて大妻嵐山中学・高等学校にて

教育におけるジェンダー平等指標に関するWS教育におけるジェンダー平等指標に関するWS

早稲田大学にて早稲田大学にて

「第7回国際教育協力日本フォーラム」に参加「第7回国際教育協力日本フォーラム」に参加

原爆ドームの見学原爆ドームの見学

平和教育に関するワークショップ平和教育に関するワークショップ

アクションプラン作成のためのワークショップアクションプラン作成のためのワークショップ

アクションプランの発表アクションプランの発表

閉講式閉講式

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