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講演会「ミルズカレッジのベアテ・シロタ・ゴードンアーカイブ」

開催期間:2020年1月15日(水)


ベアテ・シロタ・ゴードン(1923~2012)さんは、著名なピアニストである父レオ・シロタ氏が日本に招かれたことにより5歳で来日、1939年15歳で、アメリカ・カリフォルニア州オークランドにある1852年創立の歴史ある女子大学ミルズカレッジに入学するまで、日本で過ごしました。
第2次世界大戦後、GHQ民政局員として再来日し、日本国憲法草案作成に携わり、第14条「法の下の平等」、第24条「両性の平等の原則」の条文作成に寄与しました。1947年にアメリカに帰国後は、ジャパン・ソサエティ、アジア・ソサエティで日本・アジアの伝統芸能をアメリカに紹介しました。
退職後の1990年代からは、日本各地200カ所以上で、日本国憲法に関する講演活動を活発に行いました。

NWECは、ベアテさんの長女ニコール・A・ゴードンさんから日本に関わりのある部分の資料を、また日本での講演活動で交流のあった女性団体やご友人から関係資料のご寄贈を受け、ベアテさんに関する資料を所蔵することとなりました。そしてその資料で、2019年4月26日~11月4日、女性アーカイブセンター所蔵展示「ベアテ・シロタ・ゴードン展 ~日本国憲法に男女平等の思いを込めて~」を開催しました。
ベアテさんの残した資料は、遺言により母校のミルズカレッジに寄贈されました。2019年5月、資料の目録が公開され、また一部資料はデジタル化されてオンライン展示が始まりました。

NWECは2020年1月15日(水)、ミルズカレッジ図書館でベアテ・シロタ・ゴードンアーカイブを担当しているジャニス・ブラウン氏をお招きしました。ブラウン氏は1995年からミルズカレッジに在職、特別なコレクションの責任者を務めています。講演会では、ミルズカレッジの歴史、図書館の持つコレクションの構築や、所蔵するベアテさん資料と目録、オンライン展示についてお話しいただきました。

ジャニス・ブラウン氏講演会

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