独立行政法人 国立女性教育会館

　2011年12月18日(日)～20日(火)の日程で、会館が平成18年に交流・協力協定を締結した、韓国両性平等教育振興院（Korean Institute for Gender Equality Promotion and Education, 略称KIGEPE）のイ・サンワ部長とイ・ジョーヨン課長のお二人が来館されました。

　イ部長らは12月19日(月)に来館され、内海理事長の歓迎スピーチの後、中野研究国際室長が会館の歴史や事業についてのプレゼンテーションを行い、イ部長からは、KIGEPEが2011年5月に開館した「南部センターについて」の情報を提供していただきました。職員との意見交換の後、お二人は女性教育情報センターと女性アーカイブセンターも見学されました。

　お二人は、日本の女医第一号　荻野吟子生誕の地でもある熊谷市妻沼(めぬま)で、女性たちが運営する「道の駅めぬま」を見学し、代表の大峠有子氏からレストランの経営や地元の特産品であるネギを利用したアイスクリームなど、商品開発についてお話を伺い、翌日には、JA埼玉中央東松山農産物直売所で、女性農業者支援のための交流サポーター埼玉県連絡会　小井川敏子氏やJA埼玉中央の鈴木千恵理事、小峰睦夫部長、小原利恵課長から家族経営協定や農山漁村の女性のエンパワーメントに係る課題について意見交換を行った後、味噌造りの工程を見学しました。また、さいたま市内のコミュニティ・カフェ「ヘルシーカフェのら」では、代表でシェフの三浦香代子さんのヘルシーランチをいただきながら、新井純子さんより0歳児の子どもを持つ母親のための居場所作りについてお話を伺いました。

　国立女性教育会館では、これからもKIGEPEをはじめとする連携・協定機関を中心に、男女共同参画を推進するための国際的なネットワーク作りを進めていきます。