独立行政法人 国立女性教育会館

国立女性教育会館では、国際協力機構（JICA）が実施している「ナイジェリア国女性の生活向上のための女性センター活性化支援プロジェクト」の研修を2007年度から受託しています。ナイジェリアには国立の女性開発センターが1施設あるほか、地方レベルのセンターが700施設以上あります。1980年代後半から、識字率向上・職業訓練の場として設置され、女性の生活向上に寄与してきました。
今年度は5月6日（水）〜5月28日（木）まで、カノ州から女性開発センター長1名、センターを指導する行政担当者である女性開発オフィサー5名、計6名の実務担当者が来日しました。
会館のほか、埼玉県男女共同参画推進センター、愛知県女性総合センター、名古屋市男女平等参画推進センターを視察し、日本の女性センターの機能と役割について学びました。また、埼玉県内で農業女性の起業活動、普及指導員の役割について学び、小麦を使った食品加工や藍染を体験しました。会館ボランティアや愛知県の国際交流団体はなのき会との交流は、研修生にとって心温まる楽しいひと時だったようです。
最終日には、ナイジェリアとＴＶ会議を行い、それぞれが学んだ成果を発表し研修を締めくくりました。
今年度も行く先々で多くの方々にご協力をいただきましたが、研修員一同感謝しつつ帰国の途につきました。