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調査

カンボジア王国で学術調査を実施

開催期間:平成27年1月20日(火)〜29日(木)


 国立女性教育会館では、平成25年度より「東南アジアにおける男女平等政策に関する比較研究」(科学研究費補助金 基盤研究C 研究代表者 越智方美)を実施しています。
 本研究はカンボジア王国、大韓民国、フィリピン共和国を対象に、ジェンダーに配慮した予算制度や女性に対する暴力防止ならびに女性の経済的自立のための施策を調査することを目的としています。
 上記研究の一環として、平成27年1月20日(火)から29日(木)まで、研究国際室の職員がプノンペン市内の行政・研究機関やNGOを訪問し、カンボジアの男女共同参画政策についての聞き取り調査を実施しました。
 主要な調査対象と内容は、下記のとおりです。

・女性省:2014年末に発表された第4次男女共同参画計画(”Neary Rattanak IV”)の概要や男性を対象とした暴力防止キャンペーン、
 女性の経済的自立を促進するための課題等について
 (注:Neary Rattanakとは「女性は貴石」という意味のクメール語です)

パビー女性省大臣(中央)を囲んで

オープン・インスティテュート:ICTを活用した女性支援について

オン・ラインによる地域別性暴力発生件数のモニタリング

カンボジア人権センター:地方議会における女性議員を増やすキャンペーンや土地所有権をめぐる紛争について

カンボジア人権センター内のラジオ局にて

ピープル・ヘルス・デベロップメント協会:教育機関と連携して実施している男女平等教育について

国連の女性に対する暴力根絶キャンペーンの男性リーダーもつとめるウー代表

本調査の成果の一部は、国立女性教育会館の研修等で公表する予定です。

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