独立行政法人 国立女性教育会館

平成27年6月9日から6月12日の日程で、エルサルバドル共和国で開催された中南米地域広域ジェンダーセミナーに会館職員が参加し基調講演をおこないました。このセミナーは、平成27年が日本と中米5カ国（グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ）が外交関係を樹立してから80周年にあたることを記念して、JICA、米州開発銀行、中米女性大臣機構（COMMCA）、エルサルバドル社会抱摂省が共同で実施しました。　　

セミナーには米州開発銀行やUN-Women、中米統合機構や各国のナショナル・マシーナリーから約140名が参加しました。基調講演では、東日本大震災の被災女性を対象とした支援やウーマノミクス政策など、日本の経験が紹介され、参加者からは「日本では困難をかかえた女性たちのために、具体的にどのような支援が提供されているのか」など、多数の質問が寄せられました。

セミナー参加者はまた、西部サンタ・アナ市に位置する女性支援施設「シウダー・ムヘール（女性の街）」を視察しました。「シウダー・ムヘール」は女性に対する行政のワンストップサービスを提供しており、女性の経済活動・雇用機会の拡大、社会包摂のための拠点として位置づけられています。