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韓国女性政策研究院(KWDI)25周年記念式典に出席

開催期間:平成20年4月18日(金)


 平成20年4月18日(金)、ソウルにある韓国を代表する女性政策研究機関である「韓国女性政策研究院」の開設25周年記念式典が行われ、日本からは当会館の神田理事長が参加し、これに鈴木事務局長が同行しました。
同院の25周年式典は、韓国の女性議員、政府閣僚、女性団体関係者、歴代院長ほか関係者及び日本からは国立女性教育会館理事長及びモンゴルからは女性国会議員(代理)が出席し、盛大に行われました。式典では、同院の金院長による式辞、現大統領夫人からのビデオメッセージ、女性省大臣等による祝辞、女性団体連盟会長による祝辞、日本及び韓国からの出席者からのメッセージのほか、在韓国オマーン大使夫人による歌唱による韓国民謡やKWDIに寄せる記念のピアノ演奏が行われました。
 登壇した神田理事長は、
「KWDIは、女性に関わる政策を推進し女性の能力の開発のために女性問題に関する多方面にわたる研究プロジェクトを実施されてこられました。また、様々な問題に関するジェンダー政策ネットワークを中心として交流フォーラムを実施するなど男女共同参画社会に関する事業や女性に関する専門的な調査研究、情報提供、国際的な交流・協力等を行うことにより、男女共同参画社会の形成の促進のためにたゆまぬ努力を続けられ、大きな成果を収めてこられました。この25年間、男女共同参画社会の実現に尽力された、院長、職員の方々、関係の皆様方の多大なるご貢献に敬意を表します。
 私ども日本の国立女性教育会館とは、2000年に「女性のエンパワーメントのための生涯学習」に関する調査研究を共同で行ったことを契機に、その成果について韓国と日本それぞれの地で協働シンポジウムを実施するなど協力関係を築いて参りました。2006年には「研究交流及び協力に関する協定」を両者で締結し、両機関の交流を強化することで事業の充実を図ってきました。両国の男女共同参画の推進、女性のエンパワーメントに大きく貢献していると考えております。私は男女共同参画社会の基本には、自他を尊重する関係を志向することが重要だと考えております。お互いに尊重し合い、支え、助け合う温もりのある社会を作り上げることが望まれます。
 男女共同参画社会の実現は一人ひとりが豊かな生き方、豊かな日常生活を目指しており、国際的に共通する課題です。そのためには男女共同参画社会形成を推進するナショナルセンターとしてのKWDIの役割はますます重要です。これからもそれぞれの国はもとよりアジアの女性たちのエンパワーメントのためにともに力をあわせてより良い平和な世界をつくっていくために努力したいと思います。25周年を機にKWDIの今後より一層の御発展を心より祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。」
とメッセージを読み上げ、25周年をお祝いしました。
 式典に続く祝賀会で、神田理事長は韓国を代表する多くの方々と親しく懇談しました。その後開かれた理事長を囲む会では、同院室長及び研究員の方々が参加され、今後の同院との連携協力、研究の方向に関して熱心に意見交換がされました。

祝辞を述べる神田理事長

韓国女性省大臣

KWDI理事長と式典来賓

KWDIホールの記念展示

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