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来館者

韓国女性政策研究院(KWDI)研究員来館

開催期間:2019年8月26日(月)


8月26日(月)、会館が平成18年に交流・協力協定を締結した、韓国女性政策研究院(Korean Women’s Development Institute, 略称KWDI)研究員のイソン・キム氏が来館されました。

キム氏は「移住女性の多様性と政策再構成に関する研究」に関する調査の一環として来日されました。研究国際室の研究員が、 国立女性教育会館が実施した人身取引や日本在住の外国籍女性をとりまく課題についての研究成果を報告した後、日韓両国における移住女性が直面している問題点について意見を交わしました。

キム氏は、韓国では移住女性の問題はこれまで「外国人花嫁」に代表される多文化家族の形成との関連でとらえられられることが多かったが、上記以外にも国内で急増している留学生が単純労働に従事している点や、繁忙期に農作業に従事するため短期で来韓する労働者や技能実習生が労働法の保護の対象外におかれる危険性等を喫緊の課題として指摘されました。

研究員との意見交換の後、キム氏は女性教育情報センターと女性アーカイブセンターを視察され、今後も日本と韓国におけるジェンダー課題について継続して情報交換をおこなうことを確認し、帰国の途につかれました。

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