独立行政法人 国立女性教育会館

　テクノロジーの急速な発展は、私たちの生活をより豊かで便利なものにする一方で、サイバー空間での性暴力や性搾取といった新たな課題も生み出しています。特に、女性や子どもに対する被害は国内外を問わず増加し、その手口は日々巧妙化・深刻化しています。
　本セミナーでは、この課題に焦点を当て、専門家から日本国内の実情を解説いただきます。さらに、海外の先進的な事例から、被害の予防策、被害者支援、法整備の現状と課題について学びを深めます。これらを踏まえ、日本国内から性被害をなくすためにどのような対策が必要なのか、パネルディスカッションを通じて具体的な議論を深めていきます。

テクノロジーを悪用したジェンダーに基づく暴力（TFGBV）への対応
～見えない危害を根絶するためのアプローチ～
Addressing Technology-Facilitated Gender-Based Violence (TFGBV)
～Approaches to Eradicate the Invisible Harm～

独立行政法人国立女性教育会館

①第１部：専門家による基礎講座・海外事例報告（オンデマンド配信）
令和７年１２月１２日（金）～令和８年２月２７日（金）

②第２部：パネルディスカッション　(ライブ配信）
令和８年１月２２日（木）１３：３０～１５：３０（１２０分間）

③見逃しダイジェスト（基礎講座・海外報告・パネルディスカッション全てのオンデマンド配信）
令和８年２月３日（火）１０：００～２月２７日（金）１７：００

英語（海外事例報告・日本語字幕付き）、日本語（基礎講座・英語字幕付き、パネルディスカッション・日英同時通訳付き）

男女共同参画センター職員、自治体職員、女性団体職員、教員、研究者、学生など３００名
（オンデマンド視聴・ライブ配信視聴・見逃し配信視聴）

「誰もが被害者になりうるサイバー性被害の基礎知識　～SNSによって巧妙化する性的グルーミング～」
櫻井鼓　追手門学院大学心理学部教授

「先駆者としての闘い：米国のサイバー空間における非合意ポルノ（NCP）」
カルメン・ロサリオ　サイバー公民権イニシアチブ（米国）サービスディレクター

「ジェンダーに配慮したデジタル性暴力予防の教育コンテンツ開発
-韓国の児童・青少年向けプラットフォーム『Dicle』の事例-」
ミソン・ノ　韓国両性平等教育振興院（韓国）ジェンダー能力開発部部長

・上谷さくら　桜みらい法律事務所弁護士
　「デジタル空間の性暴力の深刻さ—法的視点と被害者支援の具体的な道筋—」

・武田勝彦　特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン事務局長　
　「海外事例から学ぶ子どもへの性搾取をなくすための方策」

・梁瑞希（ヤン・スヒ）　高崎経済大学経済学部国際学科講師
　「ディープフェイクポルノを始めとした最新のデジタル性被害とその対策～韓国の最新事例から～」

下記フォームよりお申込みください。
※ライブ配信・オンデマンド配信視聴ともに当日まで申込可能です。
※ライブ配信視聴のお申し込み多数の場合は選考します。先着順ではありません。
※フォームからの申込後、自動返信のメールが届かない場合は、下記問合せ先までご連絡ください。
※Googleフォームでのお申込みが難しい場合は、rese3@ml.nwec.go.jpまでご連絡ください。

無料（通信料は参加者負担）

（1）セミナー終了後、オンラインページ上のアンケートに回答をお願いします。　　　
（2）主催者がセミナーを安全かつ円滑に開催することが困難と判断した場合には、やむを得ずプログラム内容の変更または開催を中止する場合があります。最新情報は、NWECウェブサイトでお知らせします。
（3）セミナー中に職員が撮影した写真を広報（ウェブサイト、SNS等）に使用することがあります。あらかじめ御了承ください。