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実施報告

令和2年度「地域における男女共同参画推進のための事業企画研修」

開催期間:令和3年 1月19日(火) ~2月12日(金) / 定員:30名

開催場所:国立女性教育会館


事業内容

地域の男女共同参画の推進を目指し、男女共同参画の視点に立った研修・学習事業を計画する際に、ぶれることのない事業の企画・実施・評価を行うために、地域が抱える課題を整理し、課題解決に向けた事業の設計図であるプログラムデザインを作成する知識やスキルを身に付けることを目的とした研修をオンラインで実施します。

当初、2泊3日の日程で開催を予定しておりました令和2年度「学習オーガナイザー養成研修」は、
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、プログラムの一部を「地域における男女共同参画推進のため
の事業企画研修」として、オンラインにより実施いたします。

お知らせ
 令和2年11月25日
 チラシを修正しました。
 修正箇所:裏面(3)講師所属
      国立女性教育会館研究国際室研究員 → 国立女性教育会館事業課客員研究員

1.趣  旨

地域の男女共同参画の推進を目指し、研修・学習事業を実施する際には、当初のねらいとぶれることのない事業の企画・実施・評価を行うことが重要です。男女共同参画の視点に立って地域が抱える課題を整理し、課題解決に向けた事業の設計図(プログラムデザイン)を作成するために必要な知識やスキルを身に付けることを目的とした研修をオンラインで実施します。

2.主  催 

独立行政法人国立女性教育会館

3.対象・定員

行政、女性関連施設、公民館等の職員で、地域における男女共同参画推進のための事業等の企画・
実施業務に現在就いている方 30名
※ 条件としてマイク・ウェブカメラを備えたパソコン等を使用して、全プログラム(希望者のみ対象の
ものを除く)に参加及び視聴できること。

4.実施方法・配信期間

(1)実施方法
 参加者と公開期間を限定したZoomミーティングによるライブ配信及びYouTubeによるオンデマンド配信
※ オンデマンド配信は、期間中、参加者の都合に合わせていつでも視聴できます。

(2)配信期間 
① Zoomミーティングによるライブ配信:
【参加者全員】1月19日(火)・2月5日(金)・6日(土)
【希望者のみ】1月27日(水)・2月2日(火)
② YouTubeによるオンデマンド配信:【参加者全員】1月20日(水)~2月12日(金)
※ 本研修への参加にはインターネットに接続できるパソコン環境が必要です。
※ ①のライブ配信に参加するには、事前にZoomアプリをインストールする必要があります。  
なお、Zoom及びYouTube視聴のためにアカウント登録などの必要はありません。
(通信料は御自身の負担となります)

(3)研修の流れ   

5.プログラム

1月19日(火)                      ライブ配信(Zoomミーティング)
(1)開会・オリエンテーション    13:30~13:50

(2)グループワーク①「参加者同士の関係づくりをすすめる」13:50~16:00
 参加者同士が情報交換や意見交換ができる関係づくりを目指し、参加者全員あるいはグループに分かれて
自己紹介やワークを行い、参加者同士の交流を深めます。
    ファシリテーター 国立女性教育会館事業課職員

1月20日(水)~2月12日(金)             オンデマンド配信(YouTube)
(3)講義①「男女共同参画の視点に立った事業企画を考える」(60分)               
 男女共同参画の視点に立った事業企画を考えるために、学習プログラムの設計図となる「プログラムデザ
イン」の作成の目的と意義、その重要性について理解を深めます。また、実際に使用したプログラムデザイ
ンを用いて、作成する際のポイント、注意点について解説します。
講師:中野 洋恵 国立女性教育会館事業課客員研究員
   島田 悦子 国立女性教育会館事業課主任専門職員

(4)講義②「男女共同参画の基礎的理解を深める」(60分)
 男女共同参画社会基本法とその背景、ジェンダー統計の重要性について学び、日本の男女共同参画の現状
や、地域の実情を知るための基礎的理解を深めます。
講師:渡辺 美穗 国立女性教育会館研究国際室研究員

(5)講義③「学習プログラムを企画・実施・評価するための注意点」(60分)
 学習プログラムを企画・実施・評価する上での注意点を、PDCAサイクルに基づき解説します。
講師:松下 光恵 NPO法人男女共同参画フォーラムしずおか代表理事

(6)情報提供「国立女性教育会館におけるオンライン研修実施の成果と課題」(30分)
 令和2年度に国立女性教育会館が実施した国内向けのオンライン研修について、その成果と課題等
について報告し、オンライン事業企画の参考とします。
講師:山口 真美 国立女性教育会館事業課専門職員

(7)講義④「実態把握のための情報収集について」(30分)
 学習プログラムを企画するために、女性教育情報センターや女性情報ポータルWinetにある資料・データベ
ースについて解説します。また、レファレンスを通じて、情報センターにある資料から実態把握につながる
情報を収集し、必要な情報やそれを収集する方法を学びます。
講師:森 未知 国立女性教育会館情報課専門職員

1月20日(火)~2月4日(木)   個人ワーク (配信なし)
(8)個人ワーク「プログラムデザインを作成する」
 各講義を視聴後、実施したいと思う事業・テーマについて、参加者自身で実際に様式に沿ってプログラムデザイン案を作成します。

1月27日(水)・2月2日(火)(希望者のみ)   ライブ配信(Zoomミーティング)
(9)(10)お気軽相談タイム   1月27日(水)14:00~15:00・2月2日(金)10:00~11:00
 各参加者がプログラムデザイン案を作成するにあたり、疑問点や不明な点について事業課専門職員がお答えします。
ファシリテーター:国立女性教育会館事業課職員

2月5日(金)   ライブ配信(Zoomミーティング)
(11)グループワーク②「地域の課題解決に向けた事業プログラムをつくる」   10:00~12:00
 作成したプログラムデザイン案について、研修初日と同じグループ内全員で発表を行い、プログラムの内容や工夫した点を共有するとともに、改善の必要な点について話し合います。  

2月6日(土)   ライブ配信(Zoomミーティング)
(12)まとめと成果の共有   13:00~15:00
 参加者が修正したプログラムデザイン案の中から各グループ内で1つ選び、参加者全体でプログラムデザ
インの内容や工夫した点を発表します。作成されたプログラムデザイン案に対し、参加者全体で意見や改善
点等を述べ合い、共有します。

(13)アンケート提出
 研修終了後、アンケートに御協力をお願いします。所定のアンケートフォームに入力のうえ、2月12日(金)までに送信をお願いします。

【研修スケジュール】

6.申込方法・期限等

(1)申込方法
 専用申込フォーム:令和2年度「地域における男女共同参画推進のための事業企画研修(オンライン)からお申込みください。
※ 申込フォームから送信ができない場合は、事業課までお問い合わせください。

(2)申込期間
 令和2年11月25日(水)9:00~12月15日(火)17:00必着

(3)参加通知
 ライブ配信の参加者は抽選で決定します。結果は、申込みの際に御入力いただいたメールアドレス宛にEメールで通知します。
 なお、申込みが定員を超えた場合には、希望者にオンデマンド配信プログラムの視聴を御案内します。
※ 12月24日(木)を過ぎても連絡がない場合は、事業課までお問い合わせください。

(4)キャンセル
 参加決定後にキャンセルされる場合は、必ず事業課まで御連絡ください。

7.参加費

無 料

8.その他

(1)フォローアップ調査の実施
 研修終了後6カ月後を目途にフォローアップ調査を行う予定です。その際には、御協力いただきますよ
うお願いいたします。

(2)プログラムの変更・中止について
 感染症、気象状況、天災、官公庁からの指示、その他主催者が研修を安全かつ円滑に実施することが困難と判断した場合には、やむを得ずプログラム内容の変更又は開催を中止する場合があります。
  なお、最新情報は、NWECホームページでお知らせします。

9.問合せ先

独立行政法人国立女性教育会館 事業課
〒355-0292 埼玉県比企郡嵐山町大字菅谷728
TEL:0493-62-6724 (平日9:00~17:00)
Eメール:progdiv@nwec.jp

令和2年度「地域における男女共同参画推進のための事業企画研修」(オンライン)実施報告

 国立女性教育会館(NWEC)は、行政、女性関連施設、公民館等の職員を対象に、オンラインによる研修を令和3年1月19日(火)~2月12日(土)の25日間実施し、全国から23名が参加した。
 この研修は、男女共同参画の視点に立った研修・学習事業を計画する際に、ぶれることのない事業の企画・実施・評価を行うために、地域が抱える課題を整理し、課題解決に向けた事業の設計図(プログラムデザイン)を作成する知識やスキルを身に付けることを目的に実施した。
 参加者同士の意見交換やネットワーク作りのために、ライブ配信によるグループワークを実施した後、事業の企画・実施・評価等に必要な情報やスキルについて学ぶ講義をオンデマンド配信した。その後、参加者各自でテーマに沿った事業を企画し、ライブ配信によるグループワークを通して作成したプログラムデザインの発表と内容の検討・修正を行い、最後に参加者全体で成果を共有した。また、研修期間中、参加者が孤立することのないようプログラムデザイン案作成について講師・職員へ相談できる「お気軽相談タイム」やオンラインのチャットを活用し、主催者を含めた参加者全体で意見交換ができるように工夫した。
 その結果、参加者からは「講義と学び合い(グループワーク)のバランスがとても良かった。理論と演習の両方があることで、実践力が向上したように感じる。また、受講された方々から学ぶことも多く、たくさんの実践例を知ることが出来たのも大きな財産になった。」「自分の時間で、繰りかえし講習が聞けたことは非常に良かった。理解が深まり、勉強になった」などの感想が寄せられた。

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