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大学等における男女共同参画イベント情報

早稲田大学ジェンダー研究所主催 国際シンポジウム「高等教育とジェンダー」(早稲田大学)

2016年12月17日(土)

 早稲田大学ジェンダー研究所は、2000年4月の発足以来、研究会やシンポジウムの開催、紀要『ジェンダー研究21』(2011年~)や論文集『ジェンダー研究/教育の深化のために—早稲田からの発信』(2016年 彩流社)の刊行などを通して、ジェンダー研究/教育を展開し、その成果を発信してきた。
 今回は、「高等教育とジェンダー」というテーマを掲げて、北米、ヨーロッパ、アジアの研究者を招き、国際シンポジウムを開催する。大学におけるジェンダー教育カリキュラムや、それを支える教育組織にとどまらず、大学を起点とした学外の活動にも注目する。大学は、中等教育におけるジェンダー教育の欠を補い、ジェンダー研究へ関心を導く場であると同時に、ジェンダー・センシティヴな社会人を養成し、世に送り出す場でもある。このことに留意して、海外の動向に関する報告を聞き、早稲田の、ひいては日本の大学のジェンダー教育について、今後、展開すべく方向性を考えていきたい。

日時:2016年12月17日(土)13:00~17:30
場所:早稲田大学大隈小講堂(早稲田キャンパス大隈講堂【21号館】B1F)
主催:早稲田大学ジェンダー研究所
後援:早稲田大学ダイバーシティ推進室、早稲田大学グローバルデュケーションセンター、
   早稲田大学総合研究機構、早稲田大学国際コミュニティセンター
※入場無料・一般来聴歓迎(申込不要)
※プレ企画:学生企画ワークショップ/私たちの「ダイバーシティ・マップ」—学生の視点から見直す早稲田 10:30~12:00(場所:早稲田大学大隈小講堂)
問い合わせ先:http://waseda-gender-studies-inst.jimdo.com

<プログラム>
開会挨拶:村田晶子(早稲田大学ジェンダー研究所所長、文学学術院教授)
挨拶:畑惠子(早稲田大学ダイバーシティ推進担当理事、社会科学総合学術院教授)
報告:
「北米の大学におけるジェンダー教育の歴史的系譜と現在—ジェンダー・スタディーズをゲットー化しないために」
  シャラリン・オルバー(ブリティッシュ・コロンビア大学アジア研究学部教授)
    *英語による報告、日本語レジュメの配布あり
「フランス・ボルドー大学大学院学際ジェンダーマスターの取り組みとフランスにおけるジェンダー研究の軌道」
  クリスティン・レヴィ(ボルドー・モンテーニュ大学東洋言語・文化学部長、パリ東洋文明研究センター専任研究者)
    *日本語による報告
「小グループの育成、社会コミュニティとの接続—大学のジェンダー教育を活性化するクリエイティブな実践」
  柯倩婷(中山大学中文学部副教授、同ジェンダー教育フォーラム主任、山泉劇社ディレクター)
    *通訳:熱田敬子(早稲田大学ほか非常勤講師)
コメント:伊藤公雄(京都大学大学院文学研究科教授)
     村田晶子(早稲田大学ジェンダー研究所所長、文学学術院教授)
司会:森脇健介(拓殖大学ほか非常勤講師)
   弓削尚子(早稲田大学法学学術院教授)


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