研修・イベント

大学等における男女共同参画イベント情報

第91回ジェンダーセッション「アフター・メルケルのジェンダー平等推進:ドイツのジェンダー関連施策の最新報告」(立教大学)

2023年12月21日

◆日 時:2023年12月21日(木)18:00~19:30
◆場 所:池袋キャンパス本館1203教室、およびzoomウェビナーによるハイブリッド開催(本館の場所はキャンパスマップでご確認ください)
◆申込み:右のURLよりお申し込みください:http://s.rikkyo.ac.jp/e1dd45f
◆定 員:対面80名/オンライン500名(定員に達し次第、お申し込みを締め切ります)
◆対 象:本学学生、教職員、校友、一般
◆主 催:立教大学ジェンダーフォーラム
◆概 要:
ドイツ初の女性首相メルケルが2021年に政界から引退した。あとを引き継いだ社会民主党・緑の党等による現政権は、さらに“発展的な”ジェンダー施策の整備と推進を公約している。これは、メルケルが率いたキリスト教民主同盟が主導する政策に対して批判的であった女性団体等の要求を受け入れた結果でもあり、その内容も性の「自己決定法」の成立、人工妊娠中絶法制の改正、「子供基礎保障」の導入等具体的である。一方で、それらへの反発も強く、ウクライナ問題という難問も抱えながらの政局運営の中で、その推進は難航している。

本講演では、2023年春に報告者が刊行した『デジタル化時代のジェンダー平等——メルケルが拓いた未来の社会デザイン』をもとにメルケル政権下のジェンダー施策を振り返る。そして、そのさらなる推進を目指す現政権が公約に明記した施策と、その進行状況について報告する。そこから読み取れるメルケル政権の施策の特徴とその限界とはなんだったか。そして現政権はメルケル時代への批判をいかに受け止め、いかなる方向性で進めようとしているのか。キリスト教民主同盟という保守派の政権の下でもドイツではなぜジェンダー平等が進んだのか、同様の状況下にある日本でジェンダー平等を加速させるヒントにつながる議論の機会としたい。


研修・イベント