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実施報告

オンライン展示「北京+25~第4回世界女性会議から25年~展」

開催期間:令和4年3月31日(木)~


多くの方にご来館、ご好評をいただいた「北京+25~第4回世界女性会議から25年~展」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館となり、会期を中途で終了しました。このたびオンライン展示ページを作成しましたので、ぜひご覧ください。

展示室の様子

目次

全国各地の女性たちが北京会議に参加し、報告書を作成しました。報告書は女性教育情報センターに所蔵しており、閲覧・貸出等で利用可能です。

  • 展示物<統計パネル>

    男女共同参画の状況がどのように変わったのか、変わっていないのか。統計データからご覧ください。 *数値は展示開始(2020年10月)現在のものです。

2000年までは男女とも「子どもが大きくなったら再び職業をもつ方がよい」と考える人が最多でしたが、2016年には男女とも「子どもができても、ずっと職業を続ける方がよい」と考える人が半数以上になっています。

仕事時間と家事関連時間の合計は女性の方が多く、男性の家事関連時間は2016年でも1時間以下です。

共働き世帯数は1997年に専業主婦世帯数を上回って以降、増え続けています。

女性が子育て期にいったん離職し、子育てが一段落した40代で働き始める「M字カーブ」は解消しつつあります。

女性労働者は増加していますが、半数以上が非正規雇用です。

少しずつ増えてはいますが、国会・地方議会ともに議員数に占める女性議員の割合は15%に届いていません。

※日本の割合は衆議院議員を参照

1970年にはどの国も女性割合が15%以下でしたが、各国の増加に比べ、日本は停滞しています。

1997年には女性の半数、男性の3分の2が同感すると回答していましたが、2019年には男女とも半数以上が同感しないと答えています。

北京会議が行われた1995年から現在まで、女性・男性の状況がどのように変化してきたのかを統計データからご覧いただきました。 さて、日本からも多くの女性たちが参加した北京会議は、4回目の世界女性会議です。1975年国際女性年から、1980年コペンハーゲンでの「国連女性の十年中間年世界会議」、1985年ナイロビでの「国連女性の十年世界会議」ではどのような進展があったのか、振り返ってみましょう。

○北京会議まで

<北京会議まで 展示物> 女性アーカイブセンター所蔵
国際婦人年記念切手(アジア州)、ピンズ
国際女性年世界会議(メキシコ会議) 写真

国連婦人の十年中間年世界会議で女子差別撤廃条約に署名
デンマーク大使高橋展子氏
(女性デジタルアーカイブシステムに画像掲載)

<北京会議まで 展示物> 女性教育情報センター所蔵
1.女も男も 家庭科新時代 10 : 「ぼくも作る人」の時代を 男女共修、実現へ苦闘(読売新聞、1992.03.14)
2.新・心のサプリ : 「私作る人、ボク食べる人」(毎日新聞、2018.04.29) 
3.「国連婦人の十年世界会議」閉幕 : 混乱の議場が生んだ前進 日本イエスにどよめき 「行動プログラム」採択 : 育児も男女共同で 「母性保護休暇」に日本も修正案 (読売新聞、1980.08.01)
4.二つの婦人会議報告会から : 南北対立は予想以上 国際政治そのまま反映 (東京新聞、1980.08.09)
5.「えがりて」14号(1980.10)
6.「会館だより」第11号(1980.10)

<北京会議まで 展示物>
1.Forum 85 : Nairobi, Friday, July 19, 1985
2.私たちのナイロビレポート 1985.7.10-19
3.「国立婦人教育会館ニュース」第30号(1985.8)
4.世界婦人会議で採択された 2000年に向けての将来戦略 : 地球規模の男女等への指針 難問山積だが実現へ高まる期待(毎日新聞、1985.07.31)
1,2:女性アーカイブセンター所蔵、3,4:女性教育情報センター所蔵

〇第4回世界女性会議(北京会議)

<第4回世界女性会議(北京会議)展示物>
1.第4回「世界女性会議」(北京会議) 開会・閉会 式次第
2.第4回「世界女性会議」(北京会議) 参加者のための情報
3.第4回「世界女性会議」(北京会議) プログラム等
1-3:女性アーカイブセンター所蔵
4.国立婦人教育会館ニュース 第72号(1996.1)
5.「女性の人権」で行動 : 沖縄問題を内外に : 北京会議で世界と交流 : 県内回顧 : 米兵暴行事件にセクハラ裁判(沖縄タイムス 1995.12.28)
4,5:女性教育情報センター所蔵

<ハイケース 展示物> 女性アーカイブセンター所蔵
1.紙芝居『ゆう子さんからの手紙』
2.ポスター「聯合国第四次世界婦女大会 : 平等・発展・和平」
3.会場地図「'95非政府組織婦女論壇会場布局図 (Map of the NGO Forum on Women 95)」

〇北京会議から2020年まで

<北京会議から2020年まで展示物> 女性教育情報センター所蔵
1.男女共同参画社会基本法の成立 : 何が、どう、変わるのか!?(毎日新聞 1999.06.18)
2.踏まれたスカート 安倍政権と女性 中 : 女性の決定権やり玉 : 性教育に「処分」…現場二の足 : 家庭科にも強まる国家色(朝日新聞 2007.07.11)
3.「候補者数男女均等に」女性議員増 法成立 : 遅れる政界国会1割強 : 女性参画への「出発点」超党派議連が実効策議論へ : 女性政治塾 続々(東京新聞 2018.05.17)
4.#With You性を語る : 女性と政治(上) : 参議院議員 寺田静さん : 格差のない国へ 悩んだ1票 : 「生活の実際」知って(秋田魁新報 2020.10.01)
5.改革The論点 新政権に望む 7 : 日本総合研究所理事長 翁百合氏 : 脱・少子化へ働き方柔軟に(日本経済新聞 2020.10.08)

〇関連団体紹介(北京JAC)

北京JAC第10回全国シンポジウム「北京+10~女性の人権の確立と脱軍事化・脱暴力」
女性アーカイブセンター 全国婦人新聞社取材写真コレクション
(記事は「女性ニューズ」第1440号掲載)

関連団体紹介(JAWW(日本女性監視機構))

NGOがみたCSW(国連女性の地位委員会)
女性アーカイブセンター 全国婦人新聞社取材写真コレクション
(記事は「女性ニューズ」第1293号掲載)

年表

以上でオンライン展示は終了です。 ご覧いただきありがとうございました。

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