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実施報告

令和6年度「知ろう!話そう!ジェンダー研究!NWECウィンターカフェ」

開催期間: 2025年02月18日 / 定員:10名程度

開催場所:日本女性学習財団 /


1. 趣 旨

 ジェンダー領域に関心がある大学生を対象に、ジェンダーの視点で社会課題を捉えるとはどういうことなのかを考え、自身の研究の視点を探る場を設けることで、男女共同参画社会の形成に資する次世代の学びを支援します。当該分野に関する研究者や関係機関の取組を知り、大学生同士で交流することで、互いの関心を深め、今後探求していきたいテーマの整理に役立てます。

2. 主 催

独立行政法人国立女性教育会館(NWEC)

3. 共 催

公益財団法人日本女性学習財団

4. 会 場

公益財団法人日本女性学習財団 Space We Learn
〒105-0011 東京都港区芝公園2-6-8 日本女子会館5階
・JR(山手線・京浜東北線)「浜松町駅」北口より 徒歩8分
・地下鉄(都営浅草線)「大門駅」A6出口より 徒歩5分
・地下鉄(都営大江戸線)「大門駅」A6出口より 徒歩5分
・地下鉄(都営三田線)「芝公園駅」A3出口より 徒歩2分

5. 日 時

令和7年2月18日(火)13:00~16:15(対面)※12:45から受付

6. 対 象 ・ 定 員

大学学部1~2年生 10名程度

7. 内 容

(1)「ジェンダー研究の扉をひらく」 

13:00 ~ 14:30


 ジェンダー不平等から起こる問題とその解消に向けた研究においては、どのようなアプローチが可能なのか。
 哲学・倫理学の立場から「AI(人工知能)による差別」をテーマに取り組む前田春香氏より、研究内容や活動の紹介とともに、ご自身の進路選択やジェンダー視点を持つことの重要性についてお話を伺います。

 スピーカー 前田 春香 京都大学大学院法学研究科 特定研究員
 聞き手   萩原なつ子 国立女性教育会館 理事長

(2)「ジェンダー平等な社会に向けて、いま何を伝えていくのか~『WeLearn』の編集現場から」

14:35 ~ 15:05


 ジェンダー平等社会の実現に向けて、女性の生涯にわたる学びとキャリア形成を軸に事業を行う、日本女性学習財団の取組から、毎号旬なジェンダーイシューをテーマに情報発信を続けている、月刊『WeLearn』の編集現場で考えていることについてお話しいただきます。

 報告者 池田和嘉子 公益財団法人日本女性学習財団学習事業課 課長

(3)ワーク&カフェタイム

15:15 ~ 16:15


 (1)(2)を踏まえたワークや参加者同士の意見交換を通じて、ジェンダー視点から自分の興味関心を捉え直し、問題意識の整理に役立てます。

 進 行 中野 美紀 国立女性教育会館事業課 専門職員
 助言者 前田 春香 京都大学大学院法学研究科 特定研究員      
     池田和嘉子 公益財団法人日本女性学習財団学習事業課 課長
     萩原なつ子 国立女性教育会館 理事長

8. 申 込 期 間 ・ 方 法 等

(1)申込方法

専用申込フォームからお申込みください。

*同じメールアドレスで複数の参加者を登録することはできません。
*参加決定通知等はメールで送付します。外部からのメールが受信できるアドレスを入力してください。
*参加者には、名簿(氏名・都道府県・所属大学学部等を記載)を配付しますので予め御了承ください。

(2)申込期限

令和7年1月10日(金)16:00

(3)参加決定

結果は、申込時のメールアドレスに通知します。
*令和7年1月17日(金)を過ぎても通知がない場合は、御連絡ください。

(4)キャンセル

申込後、キャンセルする場合は、必ず事業課までメールにて御連絡ください。

9. 所 要 経 費

参加費:無料 
※会場までの交通費等は御負担ください。

10. そ の 他

(1)プログラムの変更・中止について
 感染症、気象状況、官公庁からの指示、その他主催者が研修を安全かつ円滑に実施することが困難と判断した場合には、やむを得ずプログラム内容の変更又は開催を中止する場合があります。これらの情報は、随時NWECホームページでお知らせします。

(2)広報
 イベント実施中に職員が撮影した写真を広報(ホームページ、SNS、ちらし等)に使用する場合があります。あらかじめ御了承ください。

11. 問 合 せ 先

独立行政法人国立女性教育会館事業課
NWECウィンターカフェ担当
〒355-0292 埼玉県比企郡嵐山町菅谷728

TEL:0493-62-6724/6725(平日9:00~17:00)
メール:ml.wintercafe@nwec.go.jp *お問合せはなるべくメールでお願いします。

令和6年度「知ろう!話そう!ジェンダー研究!NWECウィンターカフェ」実施報告

 2月18日(火)、公益財団法人日本女性学習財団を会場に、令和6年度「知ろう!話そう!ジェンダー研究!NWECウィンターカフェ」を開催しました。
 このセミナーは、大学生を対象にしたもので、ジェンダーの視点で社会課題を捉えるとはどういうことなのかを考え、今後探求していきたいテーマの整理に役立てていただくことを目的としています。2回目の開催となる今回は、全国各地から1,2年生を中心に大学生9名が参加し、先輩研究者の講義や交流を通じて互いの関心を深める機会となりました。

(1)「ジェンダー研究の扉をひらく」

 前田春香さん(京都大学大学院法学研究科特定研究員)からは、ご自身の興味・関心をどのように掘り下げながら、学びの道を歩んできたのか、学生時代から現在の研究テーマに至るまでの経緯を振り返りながら、苦心した経験等も交えて、率直にお話しいただき、研究者としても一個人としても、ジェンダー視点を持つことの大切さが投げかけられました。
 参加者からは、研究の進め方や論文の探し方など具体的なアプローチの方法から、「男性よりも優秀でなければいけない」と思っていたのはなぜ?といった質問まで次々と繰り出され、前田さんの考え方や研究者としての姿勢から、ヒントを得ようと熱心にメモを取りながら聞き入っていました。

前田春香さん

右:前田さん 左:萩原(聞き手)
(2)「ジェンダー平等な社会に向けて、いま何を伝えていくのか~『We Learn』の編集現場から」

 池田和嘉子さん(公益財団法人日本女性学習財団学習事業課課長)からは、ご自身の進路選択の経験をはじめ、日本女性学習財団の事業紹介や月刊『We Learn』を題材にワークを挟みながら、これまで可視化されてこなかったジェンダー課題に光を当て向き合い、発信することの意義を編集者の視点からお話しいただきました。

池田和嘉子さん

フロアを見学
(3)ワーク&カフェタイム

 池田さんからの情報提供の後は、日本女性学習財団のフロアを見学し、ジェンダーパネルのイラストを見てシールを貼ったり、『We Learn』のバックナンバーから興味のあるものを見つけたりしながら、互いに交流しました。続いてのカフェタイムでは、3人ずつのグループになり、メンバーを入れ替えながら多くの仲間とそれぞれの関心事を話題に情報交換し、講師のアドバイスも交えてアットホームな雰囲気の中、親睦を深めました。
 参加者からは「自分にはない視点や、新しい知見を得られて本当に勉強になった。自分の今後の人生に大きく影響する予感がして嬉しい」「実際に研究をされている方々のお話がとても興味深かった。問題意識の所在から苦悩まで、普段聞けないことが聞け、とても貴重な時間だった。」等、ジェンダー視点を出発点に自分の関心を広げ、新たな学びに出会う1日となりました。

カフェタイム

記念写真

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