研修・イベント

大学等における男女共同参画イベント情報

CGraSS 公開レクチャー・シリーズ

第37回「現代ドイツにおけるフェミニズムと反フェミニズム運動」(一橋大学)

反フェミニズム運動はいまや国際的な潮流となって、現代社会に展開されています。ドイツにおいて、フェミニズムは価値観や法規範の変容には効力を発揮してきたものの、ジェンダー平等は実現してきませんでした。しかし、社会不安が増すなか、反フェミニズム運動家は、男性に平等を要求する「フェモクラシー」のもとで、今日、社会を統治しているのは女性だと主張しています。ネオリベラルなナショナリストの新しい団体であるAfDは「生物学的」なジェンダー役割や、人口政策、厳格な反中絶法を再び伝統化することを主張しています。
 本講演では、ルール・ボーフム大学よりイルゼ・レンツさんをお招きし、男性主義的なネットワーク型の反フェミニズム運動から、伝統化された家族主義的な団体の反フェミニズム運動への移行を、国際的な視点から分析していただきます。
 予約は不要です。ふるってご参加ください。

講師:イルゼ・レンツさん(ルール・ボーフム大学名誉教授)
日時:2016年10月14日(金曜日)14:30-16:30
場所:一橋大学 マーキュリータワー3406教室
司会:大河内泰樹さん(一橋大学社会学研究科・教授)
お問い合わせ先:ジェンダー社会科学研究センター

研修・イベント